整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

書面作成がある時とない時

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 半年以上前、ユーザーが過失なしの事故に遭い弊社が仕事を請け負った。

 その修理費用が未だに支払われず困っている。修理代金を回収するにはどうすればいいか?という相談が事業者からあったが、修理代金は加害者が行うという約束だったらしい。(これがすでにおかしいのだが事業者はわかっていない)

 

 相手は任意保険に加入していたので警察や保険会社にも連絡済み。

 しかし、弊社顧客の被害者が『代車は不要』といったことと、弊社の見積額が予想以上に安価であったこと。次年度の保険の等級があがることなどを考慮して、加害者が自費で支払う、という流れになった。

 一応、保険会社には保険を使う可能性もあることは示唆し、保険会社もそれを可としていた。

 

 しかし、加害者から支払いがないという。

 保険会社に相談しても「契約者(加害者)が連絡してこないのでどうしようもない」と言う。

 修理依頼は事故相手から受けたのは間違いない。何かアドバイスがほしい。

 

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