整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

代車の話 ⑧ ひき逃げに気づかず

 

 修理に預かった車の代車に弊社の軽自動車を貸し出した。

 修理が完了し、修理車を代車と入れ替えたが、雨が降っていたので車に傷がついていたことに気づかなかった。

 

 傷は二日後、洗車していて気づいた。

 

 傷は助手席側ドアミラーと左フロントフェンダー付近で結構深く、それなりに目立つ。

 しかし、二日も経っているので、今さら「貸した車に傷がついていた」ともいえず、しばらくそのまま使うことにした。

 

 ところがさらに二日後、この車を警察が「ひき逃げ車両として捜査している」との情報(連絡)が入った。

 

 警察に聞いた事故の状況だが「被害者の話では、軽自動車が左折する信号待ちで停車しているところに、あとから左側に自転車でつけたが、気づかれなかったことによる『巻き込み』だ」ということで、傷の内容と事故の日時は合致する。

 弊社はどうしたらいいか?

 

         

 

 

  どうもこうもない。

 

 貸していた証拠(客観的に証明できる貸出し簿の様なもの)はあるか?

 「ない」

 貸出簿を作っていないのか?

 

続きは以下で

 

  https://note.com/carrot3/n/n9038a206383c