整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

いきなりテンションマックス

 

 

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 電話を取ると
 「急にオイルがなくなって、・・・%&#$&%#$!!オイル警告ランプが点灯したら修理代金に数十万円の・・・&%$#$!必要だといわれた!どういうことだ!」とまくし立てられた。

 まぁ、だいたい話はわかるが支離滅裂さは高齢ユーザー特有のもの。
 全てではないが、多い。


 こういうタイプの苦情は下手に説明するのはマイナス。好きなだけ言わせ、話疲れたところを見計らって反問する。

 

今回は
・オイル交換の頻度、履歴
・オイル漏れの有無(事故の有無は感情を逆なでするのであえて聞かない)
・販売店への相談、などを聞いた。

 

 すると、「オイルを交換せずに乗る者がいるか!」と一喝された。
 では、オイル交換の履歴・頻度は?と聞くと「そんなもんあるか!誰がそんなもん控えとるか!」と、履歴はまったく分からない。


 ユーザーの保守管理責任について話そうとしてもまったく耳を貸さない。
 とにかく「車がおかしい、欠陥車だ」との一点張り。
 仕方がないのでとりあえず、販売店の話も聞きたい(事実確認)といって一旦電話を切らせてもらった。

 

 苦情の車は当該販売店で新車購入しているが、オイルの交換の履歴がなく、ガソリンスタンドや用品店で継ぎ足しながら乗っているようだと、販売担当者に聞いた。


 掲載から1ヶ月が経過したので続きは以下に移動しました。

https://note.com/carrot3/n/n55647e8dbbf8