整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

同じ修理を1ヶ月で二度


f:id:carrot_leaf:20200609125209j:image

    8年前に新車で購入した乗用車だが先月、エアコンが壊れて修理代に10万円かかった。

    先日、再びエアコンが壊れ、今度もまた10万円の見積もりが出た。

    8年前の車でもこんなに立て続けに同じ個所が二度も壊れるのはおかしい。

    日を置かず、同じ箇所の二度目の故障なので今回のエアコン修理は無償で対応してもらいたいのだが、事業者からは「出来ない」と言われ困惑している、という苦情。

 

    エアコンの故障とはまたザックリとした内容だし、これだけでは話が出来ない。

    とりあえず、同じ故障かどうか、正しいことを知る必要がある。

 

    事業者と担当者名を聞きだして了解を得、事業者から修理内容と見積りについて聞き出すことにしたが、ユーザーには『金銭の話には絶対に立ち入ることはできない』旨、強く念押ししておいた。

 

    事業者から電話で得た情報では、1回目の修理はコンプレッサーのマグネットクラッチの焼き付きで修理内容はリビルト品への交換。その費用が10万円強。

    2回目の不具合はダッシュボード奥にあるエバポレータ辺りからのガス漏れでダッシュ―ボードの脱着工賃(この車では初めて手をいれるため)が見積りに入り、金額が10万円ほどになったとのことだった。もちろん、ダッシュボードの脱着がなければ金額は下がるという。

 

    販売店からの説明をユーザーに連絡。

 

      掲載して1ヶ月以上経過したので続きは以下に移動しました。

https://note.com/carrot3/n/na5990fc69bba