整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

複数個所の同時故障


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 ユーザーから、「事業者の話が理解できないので教えてほしい」という相談。

 

 ユーザーの車(輸入車)のエンジンが出先でかからなくなったという。

 ロードサービスに連絡し、ほどなく到着したロードサービスの整備士(?)がフューエルポンプ付近を叩いたところ(なんと分かりやすい)エンジンがかかった。 

 

 しかし、すぐまた止まったのでいつもお世話になっている事業者まで運ばず(少々距離がある)近隣で輸入車も取り扱っているという提携事業者?に搬入してもらった。

 

 ロードサービスは車を運んで所定の手続きをするといなくなり、提携事業者が機器を使ってチェックしたが、その診断は『ECU(コンピューター)』である、ということだった。

 

 一応、「フューエルポンプ付近を叩いたら一度エンジンがかかった」ということを伝えたが、「それでまた止まったのならポンプではない。診断機もそう表示しており、今どきの車で叩いて直る様なことはなく、たまたま」との話だった。

 

 再発して止まっても困るのでその説明と機器の診断を信用し、交換を依頼して車を預けた。

  部品はすぐに入荷し、次の日に引取りにいき、その時に交換工賃を含む部品代金(約20万円)をカードで支払った。 

 ところが数日後、自宅近くで再びエンジンが始動しなくなった。

 

  本来ならいつもお世話になっている事業者に頼むところだが、先日、ECUを交換してもらっているので少々遠いけど先日の事業者に連絡して取りに来てもらった。

 

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