整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

売ったけど売りたくない

    弊社は中古車販売を主とした整備工場で店頭だけでなくネットや雑誌等にも掲載して販売している。

    整備事業としてはクイック作業がメインで車検も少なく、重整備作業は行なっていない。

    そんな弊社で以前、車を購入してくれたというユーザーA(実は覚えていないのでユーザーの記憶違いかも)がこの度、新規ユーザーBを紹介してくれた。


    Bは弊社で乗用車を購入する約束をして販売契約書に署名捺印をし、印鑑証明、委任状、車庫証明を揃えた。が、このあと、登録までAがBに販売した車のことであれこれ非常に細かい注文を付けてくるようになって困っている。

    例えば車に装着している装備(タイヤのメーカーや製造年月日など)などの問い合わせだが、一番困っているのはそういった問い合わせをメールでしてきて年度末の忙しい時に「すぐに返事がない」と苦情を言ってくることだ。

 

    弊社はBと契約したのであり、Aが紹介してくれたこと自体はありがたいのだが、こういったことには辟易としている。

    登録してBに車を納めたとして、その後Aからあれこれクレームをつけられることは明白であり、Bに車を売るのを止めようかと考えている。

 

    Bには書類を全て揃えてもらって販売契約を交わし捺印までしてもらった上、支払い条件まで決まっているが、手付金を含めた金銭の授受は一切ない。

 登録手続きを行っていないので契約を破棄出来るのではないかと思っているが現時点で販売を止めて問題ないか、トラブルになる前に聞いておきたいと思って電話した。

 


 掲載して1ヶ月以上経過したので以下に移動しました

https://note.com/carrot3/n/n0b3af47efb7d