整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

認知症ユーザーの記事を読んで


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 「弊社顧客にも同じような人がいるがその対処について流れを聞きたい」という事業者からの相談。

 

    相談したいのは87歳の認知症ユーザーのことだが本人にその自覚はない。

    そのユーザーが先日、するはずのないような場所で単独物損事故を起こした。

 

 損害額の大きさから本人が修理を逡巡していたところ、それを知った周りの人(具体的には親戚のようだが主には近所の人)が「これを機に免許証の返納を考えさせたほうがいいのではないか」と奥さんや娘さんに伝えたようで(本人には伝えていない)この二人が弊社に相談してきた。

 

 周りの人の大きなお世話だが、皆がこのユーザーの認知症には気づいており、大きな街でもなく、ほとんどが顔見知りということもあって今回の事故を不安に思っている。

 このタイミングで内容は少々違うがあなた(当方)の認知症ユーザーの『事例』を読んだ。

 

    この家には車が2台あり、1台は今回の事故車両。

    奥さんと娘さんからは「2台とも一緒に廃車手続きをしてほしい」と言われたがどちらも87歳のユーザー名義なので無許可というわけにはいかないし、事故車両の廃車もまだ決まっていない。

 弊社がどうしたらいいものか相談したいと。

 

 個別相談は受けないので今後の流れと方向性の概略だけ。

 

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