整備士が知らない…かもしれない整備工場の苦情相談担当者の『ひ・と・り・ご・と』

整備士が整備工場で勉強しようと思っても出来ない整備に関わるユーザーからの苦情、整備工場からの相談を綴ります。法律的なところは専門家ではないので鵜呑みにせず参考程度に。古い話で記憶もあやふやですが自分の笑える失敗話や整備の話もほんの少し。依頼があれば事例内容を紹介する講習会もやります。実例を知ってトラブルを防止しましょう。

販売契約書の交付

 

 

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 下取りで取った車の廃車を依頼されたが、車検期間が1年以上残っていたので代車として使用していた。 

 

 ん?似たような話をどこかで聞いたことがある(笑)

 

 昔からよく見知った近所の人がこの代車を気に入り、軽自動車だったので「名義変更などの諸手続きは自分でするから」と頼まれて5万円で販売した。

 

    流れはおなじだが、この辺りから微妙に違う。

 

 売ったことを忘れたころにその車のことについて保険会社から「保険の加入について聞きたい」と電話があった。

    聞くとこの車が事故を起こして逃げているらしい。

 

 しかし、保険会社がなぜそんなことを弊社に聞いてくるのかがわからなかった。というのもこちらは売ったことを忘れている。

 下取りで廃車依頼された軽自動車を代車として使っていたことも、それをまた5万円で販売していたことも、である。

 

 ところが保険会社と話をしているとうろ覚えながらそのことを思い出し、同時に『安価と引き換えに自分で名変』するという売り渡し条件も思い出した。

 

    その条件で譲ったということを保険会社にありのまま「売った人が約束の名義変更をせずに乗り続けているようだ」と説明した。

 

 掲載して1ヶ月以上経過したので続きは以下に移動しました。

https://note.com/carrot3/n/nfb354ff1c105